鍔付き木刀

鍔付き木刀
居合の稽古は居合刀や日本刀を使っての1人形稽古のイメージがあると思います。
しかし、1人稽古では対敵との間合や、挙動の変化等を把握することが難しいものです。
無双直伝英信流では、上記欠点を克服するため2人での形稽古(組太刀)を行います。
居合形(太刀打之位)、詰合之位、大小詰、大小立詰、小太刀之位、大剣取
その際に使用するのが鍔付き木刀になります。
居合形は初段を印可されたら稽古が始まるのでそれまでに木刀は必須になります。

最近では安価なブラスチック製の木刀鞘が市販されていますので、居合流派としては鞘の内の理念から鞘をつけることを推奨しています。
実際に打ち合ったときに鍔が無いと拳を痛める危険性があるので鍔ナシはお勧めしません。
当道場では形稽古の場合、比較的強く切り込む(相手を切る意識)ためです。手の内があまいと木刀を飛ばされることもあります。
下緒については必須ではありません。

小刀
以下の形稽古(組太刀)稽古では小刀(木刀)を使用するため、小刀も稽古が進むと必要になります。
大小詰、大小立詰、小太刀之位、大剣取
※上記組太刀については失伝しているため復元稽古

また、通常1人稽古の場合でも小刀(脇差)の存在を意識した抜刀、納刀等稽古のため時々さして稽古するもの有用かと思います。鞘と下緒は必須では有りません。

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